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3.パタンとは何か

Pattern Language in Urban Redevelpment Project 3

高円寺駅北地区まちづくり資料集VOL.3)
『魅力あるまちづくりをめざして――こうえんじオーガニックタウン』

1988年12月

東京都第一再開発事務所


たとえばパリや京都のような歴史的都市の町並みは、誰がみても美しいと感じることでしょう。このような快適な環境には、いくつかの共通点があるようです。

アレグザンダーは、世界各地の都市や建築を見て歩き、快適な環境に共通する要素を抽出し、全部で253の「パタン」にまとめました。すなわち、一つ一つのパタンには環境にくりかえし出現する課題とこの課題を解決するのに必要な経験的手法が書かれています。各パタンにはそれぞれ名前がつけられ、それらが都市全体にかかわるような「大きなパタン」から個室のインテリアにかかわるような「小さなパタン」まで順番に並べられています。

表1は、アレグザンダーのまとめたパタンの一例であり、表2は、253のパタンのうち主なものを抜粋したものです。

表1

●アレグザンダーのパタンの一例

88 路上カフェ

《課題》
路上のカフェは、都会のみに特有な状況を生み出す。つまり、そこは衆目のなかで合法的に腰をおろし、うつりゆく世界をのんびり眺められる場所である。

《解決策》
各近隣に地元カフェが発生するよう促すこと。カフェにはいくつかの部屋を設け、にぎやかな歩行路に向けて開放し、座ってコーヒーや飲み物をとり、移りゆく世界を眺められるような親しみのある場所に仕立てること。カフェの前面は、室内からテーブルセットが街路にそのまま張り出すような造りにすること。


表2

●アレグザンダーの253のパタン(抜粋)


1.自立地域
8.モザイク状のサブカルチャー
9.仕事場の分散
10.都市の魔力
19.商店網
22.9パーセントの駐車場
26.ライフサイクル
27.男と女
30.活動の節点
31.プロムナード
32.買物街路
33.ナイトライフ
35.世帯の混合
40.どこにも老人
43.市場のような大学
44.地区タウンホール
45.コミュニティ活動の輪
46.多店舗マーケット
47.保健センター
53.大きな門口
56.自転車路と置場
58.カーニバル
59.静かな奥
61.小さな広場
63.街頭の踊り
67.共有地
69.公共戸外室
72.地区スポーツ
87.個人商店
88.路上カフェ
89.角の日用店
90.ビアホール
92.バス停
93.屋台
94.人前の居眠り

建物
95.複合建物
97.見えない駐車場
98.段階的な動線領域
100.歩行者街路
101.通りぬけ通路
102.見分けやすい入口の集まり
115.生き生きとした中庭
119.アーケード
124.小さな人だまり
125.座れる階段
140.街路を見おろすテラス
149.親しみやすい受付
150.待ち合わせ場所
151.小さな集会室
158.青空階段
163.戸外室
164.街路へむかう窓
179.アルコーブ
190.天井高の変化
204.開かずの間

施工
205.生活空間にしたがう構造
207.ふさわしい材料
232.屋根飾り
237.小窓つきの厚いドア
242.玄関先のベンチ
245.さわれる花
246.つる植物
247.すき間だらけの舗石
248.柔らかいタイルとレンガ
251.まちまちの椅子
253.自分を語る小物

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Last Updated : 2004/11/21