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映画鑑賞ノート

Note of movie appreciation

 僕が「国語」といったお勉強以外のノートを初めて書いたのは、中学2年から始めた「映画鑑賞ノート」です。当時、ラジオで試写会のお知らせがあるとすぐに葉書を出して、かなりの確率で当選したため、その中から厳選して週1くらいの割合で試写会に出かけていました。試写会以外にも、名画座で2〜3本立てを月2、3回は見ていましたから、年間にすると、相当の本数を見ていたことになります。

 試写会や名画座にいくと、たいていA4ペラのリーフレットをもらえるわけですが、これを参考としながら、

 【タイトル】
 【スタッフ】
 【キャスト】
 【ストーリー】
 【感想】

 といった内容をだいたい大学ノート1ページに記録しはじめました。

 記念すべき第1ページは『サボテンの花』というイングリド・バーグマン、ウォルター・マッソー、ゴールディ・ホーンが共演したコメディになっています。

 これが1969年のことですが、今考えると1960年代末から1970年代初めにかけてはすごく映画が豊作だったと思います。今ノートをぱらぱらとめくると、

 『裸足のイサドラ』
 『イージーライダー』
 『俺たちに明日はない』
 『明日に向かって撃て!』
 『フォロー・ミー』
といった珠玉のような名作が並んでいます。

 しかし、「映画鑑賞ノート」は長続きしませんでした。だんだんとタイトルだけの記入となり、高校に入ってからしばらくすると、映画を見る頻度もずっと少なくなりました。僕の熱しやすく冷めやすい性格もありますが、映画そのものが面白くなくなってきたことも関係していると思います。

 今ふり返ると、何のために「映画鑑賞ノート」を書いたのか、その効用が何かあったのか。自分でもわかりません。でも見た映画の内容を記録する習慣は、次の、「読書ノート」に受け継がれました。

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Last Updated : 2004/09/25